「家族で出かける機会が減ってきたので、ヴェルファイアから違うクルマに乗り換えようかな」「どうせなら高く買ってもらいたい」「リセールバリューが高いって聞くけど実際どのくらいだろう?」と乗り換えの検討を始めると次々と疑問がわくものです。リセールに関する情報が溢れている一方で、知りたい情報になかなか辿り着けず困っている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、2015年に登場した現行型ヴェルファイアのリセールバリューを新車登録後の年数別にお伝えします。さらに、損なく乗り換えするためのポイントも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ヴェルファイアとは
<歴史>
ヴェルファイアは、トヨタのフラッグシップミニバンであるアルファードのフルモデルチェンジに合わせて2008年に誕生しました。車名のヴェルファイアは「クールな情熱をもつクルマ」を意味し、当初からミニバンらしからぬ力強いスタイリングが話題となり、以来変わらぬ人気を博しています。2015年に現行型へフルモデルチェンジを果たし、よりダイナミックなデザインで見る人を引きつけてやみません。その証拠に発売から5年以上経過した現在においても、2020年新車販売台数18,004台と、ライバルが多いジャンルの中でも売れ続けています。
<特徴>
7人〜8人乗りが用意されており、グレードによっては、助手席やセカンドシートのロングスライドが可能で、高いユーティリティを誇ります。パワートレインは、2015年の現行型発売当初、3.5LV型6気筒と2.5L直列4気筒のガソリンモデルと2.5L直列4気筒とモーターを組み合わせたハイブリッドモデルが用意されていましたが、最新版の「ゴールデンアイズⅢ」では3.5LV型6気筒エンジンは廃止となっています。6速〜8速ATによるスムーズかつ滑らかな加速で、ドライバーはもちろん同乗者が快適に移動可能です。燃費もLLサイズミニバンながら悪くなく、ガソリンモデルのWLTCモードで9.6〜11.0km/L、ハイブリッドモデルのWLTCモードで14.8km/Lと、経済的にも負担感の少ない部分が高い所有満足度に繋がっているといえるでしょう。
内装は木目調で落ち着きと上質さを感じるものに仕上げられており、こだわりのシート表皮と合わさって、フラッグシップの名をあらわした室内空間となっています。外装に目を移すと、ヴェルファイアらしい、押し出し感の強いフロントマスクが特徴的です。さらに2段のヘッドライトがクールかつ存在感を強めています。
ヴェルファイアのリセールバリュー
結論からお伝えすると非常に高い状態をキープしています。具体的に、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの新車登録後の年数別で見ると次のような結果です。
<ガソリンモデル>
・3年後リセールバリュー:73〜107%
・5年後リセールバリュー:53〜87%
・7年後リセールバリュー:47〜64%
モデルチェンジ以降の現行型は高値を維持しています。
<ハイブリッドモデル>
・3年後リセールバリュー:69〜82%
・5年後リセールバリュー:52〜63%
・7年後リセールバリュー45〜56%
ガソリンモデルよりはやや劣りますが、それでも基準値となる50%を上回っている状態です。
ガソリンモデル・ハイブリッドモデル共通して、ZGエディションが特に高いリセールとなる傾向があります。またボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインとブラックの2色が他色と比べて5万〜10万円高い傾向です。
ヴェルファイアのリセールバリューはなぜ高い?
現行型が登場して7年経過した今でも、ヴェルファイアのリセールバリューは高値を維持しています。ここからは、その理由について2つ紹介します。
理由1:海外で高い人気がある
海外で高い人気を得ており、リセールバリューを引き上げています。香港・台湾・マレーシア・フィリピンなどの東南アジア圏では、日本よりも多くのヴェルファイアを見かけるほどです。また、海外では1台のクルマを長く乗り続ける文化があるため、年式が古かったり、走行距離が長くても、需要に影響しないのが高いリセールの要因でしょう。
理由2:事故車・故障車でも需要がある
事故車や故障車であっても、修復歴のないクルマの約70%のリセールバリューがつく傾向があります。修理しながら長く乗る海外で顕著ですが、国内の中古車市場においても、アルファードとヴェルファイアは人気を維持しており、少しでも安い車両を求めるユーザーからの需要が一定数あります。そのため、事故車や故障車だからといって売却を諦める必要はありません。
ヴェルファイアで人気のグレード
ここでは、ヴェルファイアの中でリセールも期待できる人気のグレード3つを紹介します。
2.5L ZGエディションガソリンモデル
Zグレードをベースに装備を充実させたグレードです。国内に限らず海外でも特に人気のグレードで、リセールバリューも良い傾向となっています。ベースのZグレードと比較すると、シート表皮が合成皮革となり、パワーシートやセカンドシートにパワーオットマンがつくなど、満足度の高い装備を求めるユーザーから支持されています。
2.5L ZAエディションガソリンモデル
こちらもZグレードをベースとした装備充実のグレードです。特に特徴的なのが、ヴェルファイアで唯一助手席にスーパーロングスライドシートが採用されている点です。ZGエディションと比べるとシート表皮がファブリックになるため、装備面ではやや劣りますが、人気のエアロボディをコスパよく求めているユーザーに人気を得ています。
2.5L Zゴールデンアイズガソリンモデル
Zグレードの特別仕様車です。初代から定番となっている特別仕様車で、エアロボディ採用で、安定した人気があります。ベースのZと比較すると、シート表皮に抜き打ち穴のパーフォレーション加工がされている合成皮革とウルトラスエードが採用され、触り心地と座り心地の高さが特徴的です。また、メタルウッドの本革巻きステアリングホイールや、ゴールド加飾されたヘッドライトなど、特別感を求めるユーザーに支持されています。
高額査定が狙えるオプション
ここでは、ヴェルファイアをできるだけ高く売却するために有利となるオプションを3つ紹介します。
純正ナビ
定番オプションの1つですが、査定では有利になる場合が多いです。その理由は純正ならではの機能として「T-Connect」が利用できるからです。T-Connectはネットを活用したルート検索やコマンド入力、セキュリティ強化など、社外ナビにはない機能が複数搭載されています。注意したいのがナビ機能がついていないディスプレイオーディオだと、査定では評価されにくくなります。
リアエンターテインメントシステム
定番オプションであり、特にファミリーユーザーに人気の装備です。後席からテレビや外部入力などの操作が単独で可能なため、小さいお子さんがいるユーザーが中古車を選ぶ際には、必ずチェックするポイントといえるでしょう。
ツインムーンルーフ
海外の中古市場において需要が高いオプションです。室内換気や外光の取り込みが容易になるのはもちろん、高級車として1つのステータスと捉えられている地域もあります。車重が重くなり燃費がやや低下するデメリットはありますが、それよりも開放感に惹かれるユーザーには選ばれるオプションです。
ヴェルファイアの売却ならアルヴェルラボに査定を依頼
思い出の詰まったヴェルファイアだからこそ、売却もしっかりとこだわりたいものです。しかし、ディーラーでは手続きが楽な反面で高値は望めず、一括査定に申し込むと複数社から営業の電話やメールが頻繁にきてしまいます。せっかく乗り換えの検討を進めていたのに、面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
そこで、ヴェルファイアとアルファードを専門に扱って20年以上の実績があるサービス「アルヴェルラボ」を紹介します。ヴェルファイアを専門にしているため、豊富な知識と技術を持った専門のスタッフがあなたのヴェルファイアを無料で査定が可能です。実際に他社サービスよりも40万円以上の高値で買い取った実績もあるため、乗り換え相談の候補に入れておいて損はありません。
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まとめ
ヴェルファイアは、発売以来アルファードと並んで高い人気を維持し続けているミニバンです。そのため、年式が古い場合でも一般的な相場より高く買い取ってもらえる可能性があります。また1台のクルマを長く乗り続ける海外でも人気を博しており、事故歴や故障歴があったとしても悲観的になる必要はありません。安定したリセールのヴェルファイアですが、中古市場に変動はつきもののため「思っていたよりも安い」という状況になる可能性は常につきまといます。そのような残念な結果にならないために、今の愛車の状態をアルヴェルラボで査定してみてはいかがでしょうか。