コラム

今や貴重な5ナンバーのコンパクトセダン!トヨタ・カローラアクシオの魅力にせまる

トヨタのカローラといえば、近年はすっかりハッチバックの「カローラスポーツ」にお株を奪われている感がありますが、古くからのユーザーはやはり4ドアセダンのカローラ、現行型でいえばカローラアクシオを思い浮かべるのではないでしょうか?今回は、今では貴重な5ナンバー枠のコンパクトセダン、カローラアクシオのおすすめグレードをご紹介します。

国民的大衆車だったカローラ。現在は?


初代カローラが登場したのは1966年のこと。以降50年以上11代を数える大ロングセラーとなっています。長らく国内の販売台数1位を維持し続け、現在でも月間販売台数でトップ10に入り続ける、トヨタのみならずまさに日本を代表する車種の一つです。
2017年現在の累計販売台数は2位のホンダ・シビックを大きく引き離して世界一で、世界154カ国で販売されるグローバルカーとなっています。2013年7月には世界累計販売台数4,000万台を超え、現在も記録を伸ばし続けていというから驚きですね!

クルマ好きからは凡庸なクルマの代名詞として語られがちなところはあるものの、一方でマニュアル車をラインアップから外さなかったり、WRCなどのモータースポーツでも活躍したりするなどのコアな側面も持ち合わせる、懐の深さを感じさせるクルマでもあります。
12代目のカローラシリーズの先陣を切って販売されたハッチバックモデル「カローラスポーツ」ですが、4ドアセダンのカローラアクシオは当面の間11代目が継続生産されることになっています。とはいえ、次期カローラの4ドアセダンモデルは3ナンバーとなることが確実視されており、5ナンバーサイズの手頃感を味わえるのは現行モデルが最後になるかもしれません。

ハイブリッドを含む豊富なモデルバリエーション


それでは、現行型カローラアクシオのラインナップについて詳しく見ていくことにしましょう。エンジンタイプで大きく区別すると、ハイブリッドと、1.3リッターと1.5リッターの2種類のガソリンエンジンがあります。
ハイブリッド・モデルは、2011年のマイナーチェンジで初めて導入され、当初ガソリンエンジンモデルのみで伸び悩んでいたカローラアクシオの販売台数を一気に向上させた影の功労者です。搭載されるハイブリッドシステムはトヨタ・アクアと共通で、最高出力や最大トルク、燃料タンクの容量まで同じ。乗り味はアクアよりもずっとゆったりとしたカローラらしいものとなっていて、大人4人もしくは5人が快適に移動できる5ナンバーセダンというコンセプトが貫かれています。燃費性能はFFモデルで34.4km/Lとなっており、貴重な5ナンバーセダンのハイブリッドモデルとしてラインナップされています。

ガソリンエンジンモデルには1.3リッターと1.5リッターの2種類がラインナップ。特に注目したいのは1.5リッターモデルで、FFだけでなく4WDも選べるほか、MTも選べるのが嬉しいポイントです。生活の上で4WDが必要な方や、どうしてもマニュアルで乗りたいという方にとっては唯一の選択肢となります。エンジン自体はダウンサイジングターボ全盛期の今ではかえって希少な自然吸気直列4気筒エンジンで、取り立てて特別な特徴があるわけではありませんが、FFのCVTモデルに関しては23.4km/Lの優れた燃費性能を誇るなど、トヨタらしい隙のない性能を持っています。
参考:セダンの買取専門ページです

エンジンの種類を縦軸にするなら、横軸は「X」「G」「W×B」といったグレード構成になります。最もベーシックなグレードはXで、上級グレードがG、さらにエアロパーツなどでドレスアップしたモデルがW×Bとなります。G以上のグレードのモデルには本皮巻きのステアリングなどが装備されますが、主要な先進安全装備はどのグレードでも共通もしくはオプションで選択できるあたり、良心的なグレード構成と言えるでしょう。

気になる安全装備の充実度


現行型カローラアクシオは、レーザーレーダーとカメラを組み合わせて認識性能を高め、さらに高い認識性能を確保した「Toyota Safety Sense C」をトヨタ車で初めて採用。その内容を詳しく見ていきましょう。
衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)は前車のスピードをカメラとレーダーで監視し続け、必要に応じで警報で知らせる、または自動ブレーキをかける機能です。警報は自車速度約15km/h〜140km/h、自動ブレーキは自車速度約10km/h〜80km/hで作動します。

レーンディパーチャーアラート(LDA)は、簡単に言ってしまえば、はみ出し防止警報機能です。道路上の白線(黄線)を単眼カメラで認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示による警報でお知らせする機能で、長距離を運転する際に威力を発揮します。
オートマチックハイビーム(AHB)は、自動ハイビーム機能のこと。先行車や対向車のライト、街路灯を検知すると自動でロービームに切り替えます。夜間の歩行者や自転車などの早期発見のサポートに役立つほか、手動で操作する煩わしさからも解放されます。

これら3つの機能をパッケージング化したのが「Toyota Safety Sense C」で、他にも踏み間違いをサポートするインテリジェントクリアランスソナーやSRSエアバッグを備え、安全性に対する対策は抜かりありません。
インテリジェントクリアランスソナーは、パーキング時のブレーキをサポートするシステムです。
低速走行時、センサーが進行方向に静止物を検知するとブザーでドライバーに知らせ、エンジン出力を低下させます。それでもなお距離を詰めようとすると、自動ブレーキをかけて衝突被害の拡大を軽減。昨今増えている踏み間違い事故を事前に防ぎます。

ズバリ、おすすめグレードは?


さて今回、セダンラボがおすすめするグレードは「1.5X FF 5MT」です。筆者は事あるごとにマニュアル、そして下位グレードばかりをおすすめしている気がしなくもないのですが、本当におすすめなのだから仕方ありません。その理由を説明していきましょう。


まずは、綿々とカローラの4ドアセダンに受け継がれているマニュアルトランスミッション。特にスピードを出すわけではなくても、のんびりシフトレバーを操作してゆっくりクラッチを繋いで走るだけで、カローラアクシオのシャシーの良さがじんわり実感できるはずです。「マニュアルの小型セダンってこんなに楽しかったっけ?」と思わせられる出来の良さは、日常の足として使うにも最適です。


また、下位グレードのXであっても、「Toyota Safety Sense C」は搭載されているので、自動ハイビーム切り替え機能など、毎日の運転に役立つ機能も充実しています。ウレタン製のステアリングホイールやタコメーターもないシンプルなメーターパネルも、その「ベーシックカーっぽさ」が日常の足として使うには最適と言えるでしょう。
そして、何より価格です。「1.5X 2WD 5MT」の希望小売価格は1,507,680円(税込)で、カローラアクシオのラインナップでは最安値。カスタムベースにするのも良いですし、そのまま乗っても長く安心して楽しむことができるでしょう。

トヨタの小型セダンでかつマニュアルで乗れる貴重な存在、カローラアクシオ。いつまでマニュアルがラインナップに残されるかわからない今、セダンラボは「1.5X 2WD 5MT」をおすすめします!

カローラアクシオの次期型はどうなる?


2018年11月28日、ロサンゼルスモーターショーで12代目のカローラ・セダンの北米仕様が発表されました。先行して発表されているカローラスポーツのエクステリアデザインのイメージを引き継ぎ、非常にスポーティで躍動感のあるデザインが特徴となっています。

北米仕様ということもあって、もちろんサイズは3ナンバーサイズとなっていますが、一説によると国内仕様はこのデザインイメージを生かしたまま、サイズをわずかにダウンサイジングして販売される、と言われています。ナンバーは残念ながら3ナンバーになってしまうようですが、5ナンバーセダンの使い勝手は維持するようにするのだとか。

スタイリング的にも落ち着いた、コンサバティブなカローラアクシオは、この代で最後になってしまうかもしれませんね。そんな古き良き日本のコンパクトセダンの末裔に乗るのは、今がうってつけかもしれません。もしカローラアクシオの購入をお考えの際は、マニュアル車に試乗することもお忘れなく。それではまた次回お会いしましょう!
[ライター/守屋健]

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ユーズトカーラボ 編集部
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