コラム

伊達軍曹のここだけSUV談義 第7弾。輸入SUVを購入したいなら「中古の超高年式」が一番アリかも…?

輸入SUVは高い。なぜかは知らぬが、とにかくやたらめったら高額である。
昔は「輸入車(欧州車)にあらずんば車にあらず」ぐらいに思っていた筆者だったが、今ではそういったことはいっさい思っていない。それどころか、近年の国産車および国産SUVは全般的になかなかデキが良いものだから、「無理に高いカネ出して輸入SUVを買う意味などなし! SUVは近所の国産ディーラーで買えるやつがイチバン!」ぐらいに思っている。

心に刷り込まれた「欧州車=カッコいい」という意識


とはいえ、それでも輸入車(欧州車)に対する憧れのようなものは、心と身体のどこかにしっかり残ってはいる。
これはもう理屈ではない。異論反論もあろうが、ある程度以上の年齢の日本人には「輸入車(欧州車)=カッコいい!」みたいなものが完全に刷り込まれているのだ。
そしてそれは筆者に限った話ではない。たいていの日本人は、大なり小なりそういったフィールを心のどこかで飼っているものなのだ。
それが証拠に、こじゃれた新築分譲マンションの宣伝チラシを見てみたまえ。
そのパース(完成予想CG)に描かれている、こじゃれた敷地内駐車場に停まっているクルマ。それは日産ジュークとか、そういったやつだろうか?
違うはずだ。分譲マンションのパースにジュークが描かれる可能性は99.9%ない。
そこに描かれているのは、マンションの格に応じておおむね下記のような感じなのだ。
●億ション|ベンツSクラスか、Sクラスっぽい謎のCG合成車
●なかななのマンション|アウディA4アバントか、A4っぽい謎のCG合成車
●安めのマンション|ミニか、ミニに似てる謎のCG合成車
これである。そこに、SUVに限った話ではないが「国産車」が出てくることはほとんどないのだ。これが、「たいていの日本人は、大なり小なり輸入車=カッコいいと思っている」ということの証拠である。もはや理屈ではなく、とにかくそういうものなのだ。

「中古だが超高年式のBMW」は今、実はけっこうお安い

それゆえ、実は筆者も「輸入SUV」が欲しいと思っている。や、今乗ってるスバルXVにはウルトラスーパー満足しているのだが、それはそれとして、「本妻のほかに第2夫人を……」みたいな感じで(?)ちょっとした輸入SUVを買いたいとは常々思っているのだ。
だが冒頭で申し上げたとおり、輸入SUVは高い。なぜかは知らぬが、とにかくやたらと高額である。ニッポンの中流ど真ん中を自負する筆者には、新車の輸入SUVなどそうそう買えたものではない。
だが……BMWならイケるのではないか? ともチラリと思っている。

世界に冠たる大BMWゆえ、その新車価格は当然ながらけっこうお高い。
だが今、BMWジャパンは販売面でイマイチ苦戦しているのかどうかは知らないが、とにかくディーラーに「自社登録」をガンガンさせているようなのだ。その結果として、ひと昔前は新古車と呼ばれていた「登録済み未使用車」や、走行わずか数千kmレベルの「元試乗車」が市場に溢れかえっているのだ。
そしてそれらは、コンディション的にはほとんど新車みたいなものだが、価格は当然ながら新車よりもずいぶんお安い。
……それならばイケるのではないか? と考えた自分は、さっそくシミュレーションを開始してみた。

走行3000kmのBMW X2も月々3万5000円ぐらい?


狙うは、登録済み未使用車や元試乗車の数が妙に多く、そして筆者が以前から憎からず思っている「BMW X2」。基本設計を現行型X1と共有するコンパクトSAC(スポーツ・アクティビティー・クーペ)だ。
これの「X2 sDrive18i M Sport X」というやつは新車価格484万円というけしからんプライスで、支払総額は500万円以上になるはずなので、中流ど真ん中を自負する筆者にはちょっとキツい。
だがこれの「元試乗車」っぽい走行3000km程度の中古車であれば、車両価格は330万円ぐらい。支払総額で考えても「350万円ぐらいから」となる。
……それであればイケなくもない。なにせ筆者が買った現行スバルXVの総額より50万円高い程度。ど根性を見せればなんとかなるに違いないのだ。
とはいえ中流ど真ん中的には350万円もの大枚の持ち合わせはないため、買うのであれば必然的に月賦、英語で言うところの「ローン」というやつになる。
ローンの場合はいかほどになるだろうか……ということで試算してみたのが下記である。かなりラフな計算ではあるが、まあ「おおむねの感じ」はとらえているはずだ。

【脳内支払いシミュレーション】
車名|2018年式BMW X2 sDrive18i M Sport X
車両価格|328万円
支払総額|348万円
ローン元金|245万円(BMW認定中古車バリューローンを利用。5年後残価は30%とざっくり設定)
支払回数|60回
ボーナス月加算額|5万円
金利|2.99%(キャンペーン特別低金利が利用できることを期待)
↓↓↓
月々支払額|35,030円
……いろいろツッコミどころもありそうな、とりあえずの乱暴な計算だが、だいたいはこれに近い月々支払額にはなるはずだ。

興味があればBMWディーラーで現車を見てみるべし


月々約3万5000円……。買えるやんけ! なぜならば、それって今XVの月賦として払ってる金額と5000円ぐらいしか変わらんのだから! これでオレも晴れて現行型ビーエムダブリューのオーナー様やんけ!!!!
……だが「その気になれば買える」ということがわかった筆者は、「わかった」ということだけでとりあえず満足してしまい、もろもろの計算結果を書いたメモ紙をくしゃっと丸めてくずかごに放り込んだ。
そして同時に「BMW X2を買いたい」という気持ちも、そのくずかごへ捨てた。というか正確には、わかった途端、その気持はどこかへ雲散霧消してしまった。
よくある話である。

ということで筆者はBMW X2は買わずに2017年式スバルXV 2.0i-Lにまだまだ乗り続けることを決意したわけだが、「BMWの登録済み未使用車および元試乗車がマーケットに溢れかえっている」ということについては、間違いなく事実である。
筆者と違って本気でそれにご興味がある人は、ぜひ近所のBMWディーラー(Plemium Selection)などへ行き、その驚愕のプライスとクオリティを確かめていただければと思う。
[ライター/伊達軍曹]

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ユーズトカーラボ 編集部
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