国産車でありながら、メルセデスベンツやBMWに負けないプレミアムブランドとして世界的にも有名な車種といえば、やはり「レクサス」でしょう。日本において、高級車種として長い間君臨していたトヨタ・クラウンや日産・シーマのさらに上に位置する高級セダンや、トヨタ車と共通車種でありながらプレミアム感を増したモデル、そして他の国産車では考えられないスポーツカーなどを投入させるブランドとしてすっかり定着しています。ここでは、そんなプレミアムブランドのレクサスの魅力はどこにあるのか、そして知っているようで知らないレクサス車の名前の由来などをご紹介します。
レクサスブランドのルーツ
レクサスは1989年にアメリカでスタート、当時、アメリカでは、メルセデス・ベンツやBMWといったドイツ車が、高級車として人気となっていましたが、レクサスはは、それらに負けない「真実剛健なイメージ」やトヨタ車で培われた特徴である「壊れにくさ」、「アフターフォロー」等を併せ持つブランドを目標にし、3年後の1992年には米国内での高級車輸入車部門で販売台数ナンバー1を獲得するまでになりました。
その後もグローバル展開を推し進めたレクサスは、そして、今では世界60カ国以上で展開するまでになり、圧倒的なクオリティと高い安全性を持つ高級車ブランドとしての地位を築きあげ、世界中の富裕層から高い支持を集めています。日本へは2005年にGS、IS、SCの3車種の展開でスタートし、アウディやボルボといった輸入高級車勢を超える販売台数を記録しました。
参考:レクサスの買取専門ページです
レクサスならではの特徴
出典元:ウィキメディア
レクサスがプレミアムブランドたる要因は、車自体の造りこみや高級感あるインテリアや装備はもちろんですが、米国において評価を高めた、きめ細やかなアフターサービスや手厚い保障サービスなど、高価格の車種を購入したユーザーが購入前も購入後も満足させる、手厚いもてなしの心がレクサスの特徴です。
レクサスが自動車にとって欠かせない安全性や耐久性を誠実に追及している証として、非営利の消費者団体が発行している「コンシューマー・レポート」で常にトップに選ばれるなどの評価を受けており、このことからレクサスは信頼性の高さでも定評があることが分かります。
また、手厚い新車保障としてあげられるのには、壊れにくい品質ともに、トラブルが起きた時にはしっかりとしたフォロー体制が整っているのが魅力となっています。また、電装品は3年保証が普通ですが、レクサスでは5年保証にするなど、一般的な国産車より手厚い内容となっているのも特別な車である証となっています。
さらに、事故を起こしたり、故障などのトラブルに遭遇したとき、カーナビにあるヘルプデスクにつながるオーナーズデスクボタンを押すだけで適切な対応がされ、車両盗難などもセキュリティが作動して、いち早く対応してくれる心強さも高級ブランドたるレクサス車を所有する安心間を付保しています。
そして、レクサスがレクサスたる証となるのがレクサスのショールームです。一流ホテルのラウンジのようになった店内では、訪れたユーザーを、大切なゲストを招待するかのようなおもてなしで対応してくれ、満足の高いサービスが受けることが出来ます。また、スタッフやメカニックは、特別な教育を受けた優れた人材が揃い、見た目だけでなく技術も設備も最新のものが導入されています。
レクサスの製造は、最先端のテクノロジーを注ぎ込むとともに、組み立てや塗装、磨きなど各分野に精通した「匠の技」により仕上げられており、わざわざコストをかけて人の手が加えることによって、日本の物造りの伝統が感じられる、レクサスブランドららではの高い品質を実現しています。
レクサスの車名の由来と意味
出典元:ウィキメディア
レクサスの車名は、英語と数字の組み合わせで表現されています。CT200hを例を上げると、「CT」は、クリエイティブ・ツーリングの頭文字。200は排気量もしくは同等の能力を表しており、「h」はハイブリッドを表しています。また、ターボ車では「t」、ロングホイールベースは「L」、ディーゼルは「d」と特徴というように、簡略化されていますが、ネーミングを見るだけでその車のクラスやパワーユニットなどが、どの国の人にでもわかるようになっています。これは当初からワールドワイドに展開することを前提としたネーミングで、日本国内ではトヨタ車との差別化という意味合いがあります。また、ボディ形状により「S」はセダン、「C」はクーペ、「X」はクロスオーバーなどの意味もあります。これらは最近マツダが推し進めている世界共通のネーミングへの変更と同じといえます。
レクサス各車種の車名と意味
LS ラグジュアリーセダン(Luxury Sedan)
レクサスのみならず、国産車の頂点に君臨したプレミアムセダンで、国産最高峰の性能と高級装備が特徴となります。グレードとしてはLS500 LS500hがあります。
GS グランドツーリングセダン(Grandturing Sedan)
セダンの快適性と走りを追及したミドルセダン。多彩なパワーユニットが特徴で、グレードもGS450h GS350 GS300h GS300と豊富にそろえています。また、スポーツモデルGS Fも設定されています。
ES エグゼクティブセダン(Executive Sedan)
北米での開業まもないころからレクサスを支える期間車種となったプレミアムセダン。最新モデルでは、量産車として世界初採用となるデジタルアウターミラーを設定して注目されました。グレードはES300hのみ。
IS インテリジェントスポーツセダン(Intelligent sport Sedan)
実用性にも優れていて、ドライビングを楽しめるスポーツセダン。グレードはIS350 IS300h IS300となっています。
CT クリエイティブツーリング(Greative Touring)
レクサスクサスとしては低価格なハッチバックで、CT200hのみのモノグレードとなっています。
RX ラディアントクロスオーバー(Radiant Crossover)
ロングホイールベースで3列シート車も設定されるクロスオーバーSUV。グレードはRX450hL RX450h RX300となります。
NX ニンブルクロスオーバー(Nimble Crossover)
現在、世界中の自動車メーカーが主力車種として力を入れる、都会に映えるルックスと悪路走破性を合わせ持つコンパクトながら高級感が実感できるプレミアムなクロスオーバーSUV。NX300hとNX300を設定。
UX アーバンクロスオーバー(Urban Crossover)
登場以来、そのデザインとレクサスとしては低価格なことから、国内でも大人気にとなっているコンパクトクロスオーバーSUV。UX250h UX250を設定。
LX ラグジュアリークロスオーバー(Luxury Crossover)
トヨタランドクルーザーのレクサス版。ラグジュアリーと付いている通り、レクサスSUVラインナップの頂点らしい快適性と装備、機能が充実した本格的SUV。LX570のみの設定。
RC ラディカルクーペ(Radical Coupe)
車を操る楽しさを追求したスポーツ性に高級感を合わせた、新世代レクサスを象徴する存在のスポーツクーペ。鍛え上げられた特別なモデルには、“RC F”は国産スポーツモデルトップクラスの走行性能を誇ります。RC350 RC300h RC300そして RC Fが設定されます。
LC ラグジャリークーペ(Luxury Coupe)
美しさと走りの魅力を追求した、文字通りのラグジュアリークーペ。想像を超える優雅さと振る舞いがドライビングの幅広さと奥深さに感じられます。LC500h LC500を設定。
まとめ
このように多彩な車種をアルファベットで表記するレクサス車。それぞれにその車を表す意味が込められていて、興味深いものがあります。そして、ラグジャリー(Luxury )が多様されているのもレクサスらしさ。そういえば、最近発表されたLY650はラグジャリーヨット(Luxury Yacht ) でした。車もヨットもレクサスらしさは貫かれているようです。
[ライター/田中秀雄]
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