コラム

ダイハツのコンパクトミニバン「ブーンルミナス」はどんな特徴がある?おすすめグレードは?

それでは今週もさっそく「おすすめミニバンのおすすめグレード」に関する研究を進めてまいりましょう。今週のお題は、2008年12月から2012年3月までの短期間販売されたダイハツのコンパクトミニバン「ブーンルミナス」です。

ダイハツ主導で開発したトヨタ パッソ セッテの兄弟車


ダイハツ ブーンルミナスは、コンパクトカー作りを得意とするダイハツが開発・生産を担当した小ぶりな3列シートミニバンで、その兄弟車として「トヨタ パッソ セッテ」がトヨタにOEM供給されました。
ボディサイズは全長4180mm×全幅1695mm×全高1620mmという5ナンバー枠ですが、2750mmの長いホイールベースから生み出される広い室内は2:3:2の3列シートレイアウトを備えています。

2列目シートは20度の可動幅を持つリクライニング機構が備わり、さらに150mmのロングスライドも可能。2列目および3列目はシングルフォールディングで荷室を拡大することができ、最大荷室長は1810mmとなります。

4名乗車で市街地を走る分には不足のない動力性能


車台は「パッソ/ブーン」と共通で、エンジンは「トヨタ ラッシュ」や「ダイハツ ビーゴ」などにも採用された可変バルブタイミング機構付きのを備えた1.5L直4ガソリンユニット。最高出力109ps/6000rpmと最大トルク14.4kgm/4400rpmを発生します。そこに組み合わされるトランスミッションは4速ATのみです。
その走りっぷりは、まぁこういうクルマですから「特別素晴らしい!」みたいな部分は特にありませんが、逆に特に不満もないというニュアンスです。乗車人数3名ほどで市街地を走る分には、この1.5Lエンジンでも十分。それゆえ「基本的には4人乗り。ごくたまに3列目にも人が座る」という使い方を想定するのであれば、動力性能の面で不満に感じることはないと思われます。
ファミリーカーとしての乗り心地もまあまあ良好です。まずまずカッチリしたボディとしなやかなサスペンションのマッチングが意外と良好で、多少荒れた路面であっても1列目および2列目はけっこう快適です。
ただ、車輪の真上に座ることになる3列目は突き上げが大きいため、その意味でもダイハツ ブーンルミナスは「基本的には7人ではなく最大4人ぐらいで乗るクルマ」と考えたほうがいいでしょう。
参考:ダイハツ ブーンルミナスの買取専門ページ

新車はイマイチ売れなかったが、中古車は探す価値あり


おおむねこのような内容のダイハツ ブーンルミナスは、要するに「アクティブな子育て世代の女性」をターゲットに作られたクルマで、マーケティング的にもその層の需要を積極的に掘りにいったのですが、最終的にはあまり売れませんでした。
まったくの同クラスではありませんが、ある程度競合するホンダのフリードが今なお販売され続け、そしてそれなり以上の人気を保っているいっぽう、ダイハツ ブーンルミナスは2012年3月には早くも販売終了となってしまったのです。
しかしながらダイハツ ブーンルミナスは、前述したとおり「まずまず悪くない小型ミニバンである」とは言えますので、その中古車をこれから狙ってみる価値はあるはずです。

中古車の狙い目ゾーンは「車両価格40万円前後」

ということで中古車市場を見てみますと……あるはあるのですが、ちょっと数が少なめではあります。
具体的には2019年6月下旬現在、カーセンサーnetの掲載台数は全国で17台のみ。……買って買えない台数ではありませんが、「自宅の近所でいい感じの個体がパッと見つかるか?」と問われれば、若干微妙となってしまう数字です。
相場は25万~50万円といったところですが、底値に近いゾーンは走行10万km以上の物件が中心ですので、現実的なのは「車両価格40万円前後」あたりのゾーンとなるでしょう。この界隈で、走行5万km前後のCLまたはCXを探すことができます。
ちなみにCLというのがベーシックなグレードで、新車時価格は153万5000円。CXはキーフリーシステムなどを装備した上級グレードで、新車時価格173万5000円でした。
もしも「総額60万円以内」ぐらいのイメージでコンディション良好なCXが見つかるのであれば、ダイハツ ブーンルミナスの中古車は、「とりあえず何らかの小型ミニバンが欲しい(ただしなるべく安く)」という人にとっては悪くない選択となるでしょう。

サイド&カーテンエアバッグは付いているか?


ただし、兄弟車であるトヨタのパッソ セッテはSRSサイドエアバッグ&カーテンシールドエアバッグが「X」以外では標準装備であるのに対し、ダイハツのブーンルミナスは全グレードでメーカーオプションでした。
そのため、中古車を買う場合はSRSサイドエアバッグ&カーテンシールドエアバッグが付いているかどうかをいちおう確認したいところです。
ということで、多少なりともミニバン選びのご参考になったならば幸いです。ではまた来週!
[ライター/伊達軍曹]

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ユーズトカーラボ 編集部
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