コラム

トヨタ C-HRの人気の秘訣はデザインか!選択肢が豊富なコンパクトSUV

このたびなぜか「SUVラボ」の所長に就任した自動車ライター(※輸入中古車400勝)の伊達軍曹と申す者であります。いやしかしSUVという乗り物は本当に素晴らしいと、ここ最近も毎日実感しておる次第です。
SUVの何がどう素晴らしいかについては前回および前々回申し上げましたので、とっとと「おすすめSUVの解説」に進みましょう。

まるで彫刻作品のようなデザインが最大の魅力


今回はトヨタ C-HRです。
C-HRは2016年12月に登場したトヨタのコンパクトSUVで、トヨタの構造改革である「TNGA(クルマを骨格から見直すとことで生まれたトヨタの次世代プラットフォーム)」を全面的に取り入れた第2弾モデルです。ちなみにその第1弾モデルは現行プリウスでありました。
ハードウエアの面でもいろいろと特徴があるC-HRですが、なんといっても最大の魅力は「デザイン」でしょう。
トヨタらしからぬ……と言っては失礼かもしれませんが、まるで彫刻作品のような面の造形と大きく張り出したホイールフレアの対比などがもたらす斬新な美しさには、正直唸らされます。インテリアの質感とデザインセンスも上々で、大人の審美眼にも十分耐えるものだと言えるでしょう。
ちなみにC-HRという車名のHRは「ハイ・ライダー」を意味しておりまして、その名のとおりアイポイントは、低い重心を感じさせる外観デザインからは想像できないほど高く、なかなか快適に運転することができます。

グレード展開は比較的シンプル


C-HRのグレード展開は、もしも「パワートレイン軸」で考えるのであれば、当初は以下の2種類に大別されていました。
・現行プリウスと同じハイブリッドのFF
・1.2Lダウンサイジング直噴ターボの4WD
しかし2018年5月以降は、それまで4WDのみだった1.2LターボにもFF車が設定されるようになりました。
そして「装備軸」で見る場合のC-HRは以下2種類に大別されます。
・車名に「G」が付くもの=上級グレード
・車名に「S」と付いてるもの=ベーシックグレード
このほか、細かいことを言えば「S“LED Package”」や「S-T“LED Package”」という、いわゆる流れるウィンカーが人気のLEDヘッドランプを標準装備したカタログモデルがあり、カタログモデルになる前は“LEDエディション”という特別仕様車として発売されていました。

売れ筋はハイブリッドだが、1.2Lターボにも独自の魅力が


さて。そういった各種グレードが存在しているトヨタC-HRの「おすすめグレード」は、果たしてどれなんでしょうか?
最初に考えなければならない重要なポイントは「ハイブリッドにするか、それとも1.2Lターボにするか?」という問題です。
売れ筋はハイブリッドのほうで、発売当初の販売比率はハイブリッドがなんと8割近くを占めていました。
これはある意味当然の流れだったと言えるでしょう。
1.2Lターボのカタログ燃費が15.4~16.4km/Lであるのに対し、ハイブリッドはおおむねダブルスコアの30.2km/L。車両価格は当然ハイブリッド仕様のほうが高いですが、その価格差はさほどデカくはない……となれば、多くの人は「じゃあハイブリッドにしておくか」と考えたはずです。
ならばやはりハイブリッドこそが絶対の推しメンなのかといえば、必ずしもそうとは限りません。
もちろん燃費は前述のとおりハイブリッドの圧勝ですが、1.2Lダウンサイジングターボのほうには好ましい「キビキビ感」があります。いかにも小排気量ターボらしい軽快な吹け上がりが魅力的で、静粛性は十分高いのですが、なかなか心地よいエンジン音もドライバーの耳に届きます。
つまり「ちょっとスポーティな感触」を重視したい場合は、売れ筋であるハイブリッドではなく「あえて1.2Lターボを選ぶ」という選択だって大いにアリっちゃアリなのです。
参考:トヨタCHRの買取専門ページ

安全装備はGまたはG-Tが圧倒的に有利


お次は「装備軸」からおすすめグレードを考えてみましょう。
これはもう当然ですが、上級グレードである「G」(ハイブリッド)または「G-T」(1.2Lターボ)のほうが断然良好です。
プリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロールは全グレードとも標準装備なのですが、ベーシックな「S」(ハイブリッド)または「S-T」(1.2Lターボ)は以下の装備が付かないとう点に不満を覚えるかもしれません。
・ブラインドスポットモニター(BSM)
・リヤクロストラフィックアラート(RCTA)
・クリアランスソナー&バックソナー
このあたりの安全装備は、後方視界がお世辞にも良いとは言えないC-HRにはあったほうが安心なんですが、ベーシックなSまたはS-Tにはそもそも設定がありません。もちろんSまたはS-Tでもメーカーオプションとしてバックカメラを装着することはできますので、「自分はバックカメラがあればそれで十分だよ」という考え方もあるでしょうが。
そのほか、上級のG系は標準のシートが「上級ファブリック(ブラック)+本革(ブラウン)」というなかなかおしゃれなタイプで、「快適温熱シート」も標準装備であるのに対し、ベーシックなS系は素っ気ないファブリック(ブラック)で、快適温熱シートも無し。このあたりも、気になる人は気になるかもしれません。

結論=おすすめはG系で、パワートレインは好みの問題


以上のモロモロから、とりあえずの結論としては以下のとおりとなります。
■スポーティな感触を優先したい人は1.2Lターボで。燃費重視ならばハイブリッドで。
■後方視界の問題を考えると、やはり上級のG系がおすすめ
つまり「おすすめグレード=GまたはG-T」ということです。
本当はズバッと「おすすめはコレです!」と1グレードだけ挙げられればいいのでしょうが、実際はなかなかそうもいきません。走りや質感の好み、あるいは人生観みたいなものは人それぞれですし、「予算の問題」という現実的な話もありますから。
そういった意味では、ファブリックシートでもぜんぜんOKという人には、比較的安価でありながら「流れるLEDウィンカー」が付いていて、1.2Lターボのパンチ力が好ましい「S-T“LED Package”の2WD(234万6000円)」も悪くないでしょう。
[ライター/伊達軍曹]

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ユーズトカーラボ 編集部
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