SUVといえば現在都会でも乗りやすく普段使うのにも持ってこいとなりつつありますが、やはり元々はオフロードで走れることが原点であり、山や川や野でアウトドアに活躍するモデルです。そんなアウトドア向けのSUVベスト10を見ていきましょう。
第10位 トヨタ ハリアー・レクサス RX
よく知られていることと思いますが、ハリアーはレクサスRXの初代、2代目の国内販売バージョンで3代目からはRXとハリアーで別々のモデルとして確立されました。言わずと知れた高級クロスオーバーの先駆けで、それだけ機能が贅沢に備えられており、ホイールベースが狭め名事から後部座席の膝周りがゆったり座れるよう設計されていることから長距離のドライブでも疲れにくくなっています。
第9位 トヨタ FJクルーザー
エクステリアから特徴的で、アウトドアを感じさせています。ビッグサイズのSUVで、全長4,635mm、幅1,905mm、高さは日本仕様のもので1,840mmとダイナミックでたくさんの荷物を詰め込むことができオフロードも楽々と走らせることができます。惜しまれつつ昨年の1月で販売終了しましたが、まだ中古車市場で多く見かけるので乗れるチャンスがあります。
第8位 ホンダ ヴェゼル
ホンダの中で代表的なSUVです。機能が豊富でアウトドアでも便利です。例えばドライバーシートのポジションを2パターン保存できたり、サイドミラーがバックの時に見やすくなるよう動いたり、雨が降ったら自動的に感知しワイパーが動きだしたりとありがたい機能が盛沢山です。
座り心地はゆったりとしていますが、ラゲッジスペースがそこまで広くないので大きなものを載せるには微妙なところです。
第7位 三菱 パジェロ
本格的なオフロードモデルです。激しい道でも楽々と越えて走ってくれます。90年代に特に人気があったイメージですが今でもしっかりとした走りは健在で、アウトドアに頼もしいモデルです。
ダイナミックな車体に大量の荷物が乗せられますが、実は意外に小回りも効くので、運転が苦手な方でも案外楽に運転できるかと思います。
第6位 スズキ ハスラー
なんといってもハスラーの特徴は軽乗用車のSUVであることです。そのため大きな道具やアウトドア用品を載せるのは厳しいかもしれませんが、ファミリーやカップルでのそこそこのアウトドアにはちょうどよく大きな車を運転するのは不安という方にもうってつけです。軽であってもオフロードで活躍するのはもちろん、軽だからこその軽やかな走りができます。
第5位 スバル フォレスター
スバルの中で代表的なSUVの一つで1997年から販売されている長い歴史をもつモデルです。切れ味のあるスマートなエクステリアが特徴で、グッドデザイン賞も受賞しています。最新型の5代目モデルでは4輪駆動制御のX-MODEというものがついています。これは4輪の駆動とブレーキが制御されることで、オフロードでタイヤの無駄な回転をさせることなく効率よく走ることができる機能です。アウトドアで山奥など未舗装道路を走る人には嬉しい機能ですね。
その他に便利な機能がないわけではないのですが、スバルは何より走り、悪路突破を大切にしており4輪駆動の技術を地道に高め続けた研究があります。それが生かされているフォレスターはアウトドアに持ってこいの1台です。
第4位 マツダ CX-8
現在マツダのクロスオーバーSUVの最上級モデルとして君臨しています。SUVでありながら6、7人がゆったりと乗れるミニバンのような広さを誇り、決して3列目が補助的なものではないように作られています。SUVの中では今までありそうでなかったもので、7人ほどが余裕で乗れるSUVとして新たなジャンルを確立させたモデルでもあります。
大勢でのお出かけや大荷物を載せるにもぴったりです。ラゲッジスペースの下にはサブトランクまでも備え付けられています。長距離でもドライバー、後部座席の人達共に快適なドライブが楽しめます。
第3位 日産 エクストレイル
出典元:ウィキメディア
エクストレイルには言われなくてもアウトドアのイメージがついている方も多いかと思います。現にホームページにはアウトドアのページが設けられており、キャンプ、フィッシング、マウンテンバイク、登山などと用途別に荷物の載せ方やそれに見合った機能が紹介されているほどです。
広さも十分な上、シートやフロアは防水仕様で透湿性も抜群なので、プールやスキーなど季節を問わずシートの汚れを気にせずアウトドアを思い切り楽しんだ後、車に乗り込めるのは嬉しいポイントです。
もちろんオフロード走行突破性も高く、状況に応じて前輪駆動と後輪駆動を使い分け、最適なトルクを加減してくれるスタンバイ4WDが備え付けられています。
第2位 スズキ ジムニー
出典元:ウィキメディア
スズキの代表的なパートタイム4WD車で、未だに耐久性や強度を重視したはしご型フレームを使い続けているのが特徴です。これは世界的にも珍しく、評価は日本のみにとどまっていません。クロスカントリー競技にも使用されていることから、スズキがいかにジムニーのオフロード走行にこだわって開発してきたかが伺えます。以前は悪路用タイヤしか備え付けていませんでしたが、現在では舗装路用タイヤも用意されています。
昨年フルモデルチェンジを果たし、ますます快適さと機能が増したモデルとなりました。グッドデザイン・ベスト100に選出されグッドデザイン金賞を、ニューヨークモーターショー2019では世界カーオブザイヤーワールドアーバンカー賞を受賞する(なんと日本車初の快挙)などと国内外問わずその注目度と品質は抜群でした。ボディカラーは華やかな9色と多く好みの色はアウトドアへの気分も高めてくれます。
第1位 トヨタ ランドクルーザープラド
出典元:ウィキメディア
言わずと知れたトヨタのランドクルーザー、その中でライトビューティー用として誕生したのがランドクルーザープラドです。日本のクロスカントリー車としては初めて4輪コイルリジッドサスペンションが備えつけられるなど、4WDとして常に進化し続け走行性もアップさせてきました。ランドクルーザーを買うにはちょっと怯むけど、プラドならアウトドアをほどよく楽しむのにちょうど良いと選ばれることも多いモデルです。
そんなランドクルーザープラドはやはりアウトドアにもピッタリです。まずオフロード走行では悪路の状態を検知し、タイヤが地面に沿ってホールド感のある走りになるよう自動的に制御してくれます。これは長年ランドクルーザーで培ってきたオフロード走行のノウハウがあってこその機能です。大きな車体ですが2,700cc、最大246N・m/3900rpmというトルクでそこまで重みを感じさせずすいすい走ってくれます。
エクステリアは精悍な顔つきながらも、シックさがありアウトドアにもマッチしています。こてこてのアウトドア感ではなく、ほど良い洒落具合がアウトドアにも馴染みよりいっそう楽しい時間を過ごせることでしょう。
まとめ
ここまでランキング形式で紹介しましたが、人それぞれアウトドアの楽しみ方が色々なように、必要な機能がついている合ったモデルは人それぞれです。普段使いとアウトドアとどちらを優先するか、両者のバランスをどうとるかというのも大事なポイントになってくる気がします。
また近年のSUVはどれもクオリティが高く、個人的には順位もあってないようなものだと思います。ただ参考程度に見て頂ければというところです。今後ますます競争率が上がっていくであろうSUVの中で、ますますアウトドアに特化していくモデルも出てくることが予想されますので、今後も目が離せません。今から迎える夏、是非需要に合うSUVを見つけて思い切りアウトドアを楽しみましょう。
[ライター/A.Oku]