愛車サファリの買取価格に満足していますか?
日産サファリ(SAFARI)は、日産車体が製造、日産自動車が販売するビッグサイズの本格オフローダー四輪駆動車として1980年に発売されました。モデルチェンジを重ねて現在では大きく分けて3世代のモデルがあり、初代の160型、2代目のY60型と続き、3代目のY61型を最終モデルとして2007年に国内販売を終了しました。その後も海外では日産パトロールという車名で販売が続けられています。強靱なスタイリングで車高が高いため悪路走行を得意とし、スクエアなボディがいかにもクロスカントリー車といった趣のサファリは、今もなお愛好家の自家用車として、また、消防や警察の業務用として活躍しています。
サファリの買取相場について
現在中古車市場に出回っているサファリのほとんどは3代目にあたるY61型です。加えて、人気のわりに個体数が希少なためほとんどコレクター商品のような扱いで2代目のY60型も見つけることができます。初代については最後期の年式でも30年以上が経過してしまっているため、ほぼ目にすることはありません。数の少ないY60型は販売当時から人気のある車種だったことも影響してプレミア的な価値がついており、その古さや、ものによっては20万Kmを超す走行距離に関わらず、非常に高値で取引されています。Y60型ほどではないもののY61型にもその傾向は見られ、国内販売終了から10年以上経過した今も、他にはない頑丈なボディーと武骨でワイルドなスタイリングに惹かれたユーザーから根強く支持され、高めの買取相場となっています。
・買取相場 35~220万円(2018年8月現在)
サファリの買取や売却のポイント
サファリの買取および売却ポイントを考えるにあたり、現在市場において流通数が多めのY61型について述べていきます。1981年から約10年間販売されていたY60型に続き、1997年10月に実施されたフルモデルチェンジで登場したY61型。このモデルもまた、2007年までの約10年間販売されていました。本格4WDのテイストを引き継ぎながら、丸みを取り入れたフォルムと高級感のあるインテリアを採用し、オンロードにもマッチするデザインとなっています。定評のあるオフロード向けの走行性能も健在。2ドアモデルには2.8L直列6気筒ディーゼルターボ、4ドアモデルは4.5L直列6気筒ガソリンと4.2Lの直列6気筒ディーゼルターボエンジンが組み合わされ、ミッションは4.5Lガソリンエンジン搭載車が4速ATのみ、それ以外には5速MTと4速ATが設定されていました。2002年に実施されたマイナーチェンジでは、4ドアモデルのエンジンを4.8Lに拡大。さらに新型エンジンの搭載によりトルクも向上し、よりパワフルな走りを実現しました。ブレーキローター径の拡大、大型ブレーキキャリパーの採用によりブレーキ性能もアップ。あわせて2ドアモデルを廃止し、グレードを調整しました。2004年のマイナーチェンジではエクステリアとインテリアの双方に大幅なデザイン変更を実施し、当時の日産カタログ内で最高級のSUVであったため、プレミアムな雰囲気も漂うクルマになりました。しかしながら、愛好家にとってこの高級路線がサファリのイメージとはそれほど合致せず、武骨でワイルド、タフな魅力が失われて一般的なクルマになってしまうと悲観的に捉える意見もありました。バンパーやホイールを変更することで、アクティブなクロスカントリースタイルにカスタムしたユーザーも多いようです。
それでは、日産・サファリY61型の高額買取を狙う際に有効なポイントを挙げていきます。
・ボディカラー:ブラック・ホワイト系は安定した人気あり
・年式:2002年11月のマイナーチェンジから2004年8月のマイナーチェンジまでに販売されたモデルはパワフルなエンジンでありながら初期デザインを保っているため人気あり
・その他:禁煙車、低走行、事故歴/修復歴/パネル交換/板金塗装なしであれば尚良し
こうしたポイントとあわせて、しっかりとしたメンテナンス記録を持っていれば、より高評価に繋がるでしょう。ここではY61型について詳しく述べましたが、さらに高額買取が期待できるY60型に関しては、クルマそのものにプレミア価値が付いているため具体的なポイントを解説するのが難しいと言えます。もしもY60型のサファリをお持ちなら、まずは知識が豊富で信頼できる取引店に相談するのがベストです。日産が誇る名車とも言われるサファリのご売却を検討の際は、SUVの取扱に精通している弊社が丁寧にお手伝いをさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください!