愛車ヴォルツの買取価格に満足していますか?
ヴォルツ (VOLTZ)は、トヨタ自動車とGMの共同開発で生まれたSUVルックのスポーツユーティリティワゴンです。9代目「カローラ」などと共通のプラットフォームを採用し、コンパクトな全長とラージクラスの全幅、SUVらしさを醸し出す車高で、ステーションワゴンとミニバンのクロスオーバーともいえるスタイリングが特徴。北米にある合弁会社「NUMMI」で生産を行い、まず北米向けモデルが「ポンティアック・ヴァイブ」の車名で2002年1月に発売され、追って同年8月に日本国内でもヴォルツの車名で逆輸入販売が開始されました。北米市場で好調だったヴァイブとは対照的に日本国内のヴォルツはあまり人気を集めることができず、登場から2年弱の2004年4月に販売を終了しました。ヴォルツの基本的なパワートレインはグレードにあわせて2通りが設定されていました。スポーティモデルのZグレードには吸排気バルブタイミングに加えリフト量の制御を加えた「VVTL-i」機構付きの1.8L直列4気筒2ZZ-GEエンジン(ハイオクエンジン仕様)を搭載。トランスミッションはインパネシフト4速トルコン式ATまたは6速MTの組み合わせが選べ、駆動方式はFFのみの設定でした。ベーシックなSグレードには1.8L直列4気筒1ZZ-FEエンジン(レギュラーエンジン仕様)を搭載。トランスミッションは4速ATのみで、駆動方式はFFおよびリヤデフにビスカスカップリングを装着したVフレックスフルタイム4WDが採用されていました。ボディサイズは全長4,365mm×全幅1,775mm×全高1,605mm(4WDは1,615mm)でワイド感があり、ホイールベースは2600mm。個性的なフロントグリル、前後バンパーやボディサイド下部の「クラディングパネル」や大径タイヤがGM車らしいワイルドな雰囲気を演出しています。ダークグレーを基調色としたインテリアでは、4眼オプティトロンメーターが目を引き、速度計とタコメーターのゼロポイントを真下に配置するなどスポーティなテイストも感じられます。
ヴォルツの買取相場について
メーカーを超えたコラボレーションモデルのヴォルツは、企画上のメインターゲットが北米市場であったため日本での評価を獲得しづらいパッケージとなってしまったことは確かです。販売台数もあまり振るわず国内販売が終了しました。そのため中古車市場でも流通台数は極めて小なく、明確な買取相場を探ることは困難な状態です。わずかに残っている個体が出回ってはいますが販売店はかなり限られており、年式、走行距離、グレード差といった一般的な要素で評価していることが伺えるものの、相場としては価格にばらつきがみられます。
ヴォルツの買取や売却のポイント
ヴォルツ (VOLTZ)は、今となっては残存個体数の限られた車ですが、改めて売却のポイントを見てみると次の点が挙げられます。
・ボディカラー:ブラック・ホワイト系は安定した人気あり
・必須装備:カーナビ(できれば純正)
・その他:禁煙車、低走行、事故歴/修復歴/パネル交換/板金塗装なしであれば尚良し
流通数が少ないことから、グレードや駆動方式の人気度よりも固体の状態の良し悪しが評価に大きく影響します。大切に扱われた愛車であれば、きっと納得のいく結果に繋がるのではないでしょうか。ヴォルツのご売却を検討の際は、SUVの取扱に精通し、幅広い知識をもってきめ細かな査定を心がけているSUVラボにぜひご相談ください。