愛車ブリザードの買取価格に満足していますか?
トヨタ ブリザードとは1980年から1990年まで2世代にわたって販売された本格的なクロスカントリー車です。ダイハツから販売されていたタフトおよびラガーのOEM車ですが、車体はダイハツから供給してもらい、エンジンはトヨタ製2.2L・2.4Lディーゼルエンジンを搭載していました。比較的コンパクトなボディでありながらラダーフレームやリーフ式サスペンションを採用、ディーゼルエンジンに組み合わされるマニュアルトランスミッションで四輪を駆動させ本格的にオフロードも走行できるスペックを持っています。1980年から1984年までは初代ブリザードとしてダイハツ タフトのOEM。1984年から1990年までは2代目ブリザードとしてダイハツ ラガーのOEMでした。980年初代ブリザードは幌モデルとメタルトップモデルの2種類を用意し2.2Lディーゼルエンジンと4速MT4WDの組み合わせを採用し新たにオープンしたトヨタの販売チャネル「ビスタ店」で販売が開始されました。販売開始同年にはビスタ店開店記念限定車「ビスタエディション」を限定販売。1981年にはFRP製ハードトップのレンジトップとデラックス仕様を追加しています。1982年にはトランスミッションを5速MTへ変更しました。1984年にダイハツ タフトがラガーへ変更されたことに伴いブリザードも2代目へフルモデルチェンジの形をとりました。幌モデルとメタルトップモデルの2本立ての設定は変わらず2.4Lディーゼルエンジンと5速MT4WDの組み合わせで販売開始。2代目ブリザードデビューした当時、クロスカントリー4WDブームが到来しており、三菱 パジェロやトヨタ ランドクルーザーがヒットしていました。この流れに乗るように1985年に2.4Lディーゼルエンジンをターボ化し乗用車登録ができるワゴンモデルを追加しましたが、リーフ式サスペンションと3ドアの形式は変わらずライバル達に一歩及ばない点があったのも事実です。しかし、ブリザードの持ち味である悪路走破性やオフロード性能は健在。1986年には二輪駆動と四輪駆動を切り替えるセレクターを採用。その後も細かい改良を重ね流行に見合った外観の変更をしていきました。本格的な走破性を持ったブリザードですが、時代の流れである「都会派」から少し外れた存在になってしまったため、1990年には販売が打ち切られてしまいました。
ブリザードの買取相場について
トヨタ ブリザードの買取相場は85万円以上です。ジープを彷彿とさせるコンパクトクロスカントリー車ブリザードですが、販売されていた時期がかなり前であることとディーゼル規制の影響を受けて中古車市場に出回っているブリザードの台数はごくわずかでしかありません。小さいボディで扱いやすいサイズの本格的なクロスカントリーは現在では珍しく貴重な車です。貴重で希少な車種であるため買取額も年式のわりには高くついている傾向にあります。本格派クロスカントリー車には根強いファンがいるため価格はなかなか落ちにくい傾向にあります。SUVブームの波に乗って今後は価格が上がる可能性もある車種と言えるでしょう。
ブリザードの買取や売却のポイント
トヨタ ブリザードの売却ポイントは、大変希少な車種であることから、何といっても状態が良いことに尽きます。コンパクトでありながら高い耐久性と走破性を持ち、ディーゼルエンジンを搭載した本格派クロスカントリーは現在では見当たりません。コンパクトクロスカントリーが欲しければブリザードはぴったりです。トヨタ製のディーゼルエンジンをコンパクトな本格SUVで味わいたければ選択肢はブリザードのみといっても過言ではないでしょう。大きすぎないボディ、トヨタ製という信頼と本格的なスペックを持ったクロスカントリーの需要は少なからず確実にあります。一般の買取店ではなく、より良い評価を得たいなら、本格SUVに精通しているSUVラボなら、良い評価が期待できるでしょう。