愛車エアトレックの買取価格に満足していますか?
三菱エアトレックはジャンルとしてはクロスオーバーSUVのカテゴリーになりますが、三菱自動車のコンセプトとしてはSUVでもミニバンでもステーションワゴンでもハッチバックでもない新しいタイプの車「スマートオールラウンダー」を目指して開発されたモデルです。4.5mを切る全長と1.8mを下回る車幅で日本の道路でも不便なく使えるクロスオーバーSUVで多彩なエンジンラインナップを持ち用途やニーズに合わせて好みの選択肢ができた車。5ドア5人乗りで多目的に使える言葉通りクロスオーバーの車両です。
エアトレックの買取相場について
お世辞にもヒットした車とは言い難く一般的な買取相場も驚く買取額の車両が多いです。そもそもの販売台数が少なく中古車市場にも出回っている台数が多くはありません。状態の良い車両を見つけるのは少し難しいかもしれないという現状です。中古車市場に出ているエアトレックを見てみると年式や走行距離、ボディカラーは買取額に影響していないように見えます。その代わり装着されている装備(ナビ、ETC、HIDなど)やエンジンのタイプによって買取額に変化が生じています。スポーツタイプであるターボエンジンを搭載した車両が高価格帯に位置しており、排気量が大きいエンジンや自然吸気エンジンは買取額が厳しい数字になっています。
買取相場:5万円~70万円以上
(2018年10時点)
エアトレックの買取や売却のポイント
エアトレックは2001年から2009年まで販売していた新しいコンセプトのクロスオーバーSUV。ミニバンの要素、ハッチバックの要素、ステーションワゴンの要素、SUVの要素をひとつにまとめた新しいチャレンジをした車です。現在では様々な要素を取り入れた車は多く存在しますがエアトレックが販売された頃はマルチな才能がありながらも中途半端な車という印象もあったのかもしれません。実はエアトレックは使い勝手のことは良く考えられている車でいい車でした。例えば、インパネシフトを採用することによりウォークスルーを可能にしていたり、全高を1,550mm以下(スポーツギアを除く)に抑え機械式駐車場へも入庫可能という点は家族での使い勝手や日本という狭い駐車場のことを考えて作られています。エンジンは2.4Lと2.0L自然吸気エンジンをデビュー時にラインナップ。組み合わされる駆動方式は前輪駆動と四輪駆動を用意。販売されてから1年後にはスポーツバージョンの「ターボR」を設定。ターボRに搭載された2.0L直列4気筒ターボエンジンは三菱が誇るスポーツカー「ランサーエボリューション」と同じ形式のエンジンを搭載しています。ただし、エアトレック用にトルク重視にリチューンされています。ターボRは4WDのみの設定で専用フロントバンパー、チューニングが施されたサスペンションが装着されておりスポーツバージョンの名に恥じない仕上がりとなっています。このターボRは中古車市場においても高額で買い取られている傾向にあります。2003年には「スポーツギア」がラインナップに加わりました。2004年にはマイナーチェンジが行われグレード体型の見直しとエンジンラインナップの変更が行われました。2005年には後継車種となるアウトランダーの販売が開始され、2008年には生産が終了し、2009年には販売も終了しました。新たなチャレンジを試みた三菱エアトレックは成功したとは言いにくい車ですが後のアウトランダーにつながる大きな功績を残したのは事実。三菱のクロスオーバーSUVの元祖であるエアトレックは日本だからこそ生まれたユーティリティの高さがあり隠れた良い車ということができます。このような良い点を正しく評価できるのはSUVラボだからできることです。