フォルクスワーゲンゴルフは流通量も多く、比較的メンテナンス出来る工場も多いクルマなので、輸入車という点でも購入に踏み切るのに、それほど覚悟なく入っていけることでしょう。
最新のフォルクスワーゲンゴルフ、通称「ゴルフ7」は、それは燃費もいいでしょうが、価格的な問題からもまだ早いかもしれません。
そこで現行型は7代目ですが、最近のクルマを中心にいくつかおススメのグレードをご紹介していきたいとおもいます。
フォルクスワーゲンゴルフを購入するお勧めの年式は以下のとおりです
先代ゴルフ/ゴルフヴァリアント1.4TSIトレンドライン ★★★★★ 5つ星
「あとは何もいらないレベル」かもしれません。
個人的にはハッチバックのゴルフでもいいとは思いますが、ゴルフヴァリアントならば広いラゲッジルーム、後席乗員の後頭部への日射もないため全員が快適、など、ある種「これ以上ない」と思える効果が得られるでしょう。 さほど上級グレードではないトレンドライン。シンプルだからこそあじわえる奥深さがこのクルマにはあるのです。
先々代ゴルフR32 ★★★☆☆ (三ツ星ながら「今がその時」!!)
現在のトップオブゴルフ「ゴルフR」は素晴らしいマナーと、他を圧倒する抜群のパフォーマンスを両立しています。
「ファミリーカーとスーパーカー二台持てないけど、二台持つ必要がない」
そんな「ある種のわがままさ」にさえも応える、ゴルフラインナップの懐の深さの表れともいうべき最高の一台だと思います。
しかし、最近のモデルは新車で500万円を大きく超え、流通量も少ないためなかなか高価なのです。
このシリーズは5代目の「R32」にその起源を見ることができるのです。レスポンシブな自然吸気のV6 3200㏄エンジンはめくるめく加速を味わわせてくれて、現在の「ゴルフR」は2000 ㏄の直列4気筒を過給させて発生させたものよりは数字上は少し見劣りする最高出力ながら、異なるパワーの出方はなかなか趣深いもの。
ダウンサイジングされたエンジンが主流になってきた現状を考えると、なかなか今後出てこないクルマではないでしょうか。比較的コンディションの良いものもあり、価格もこなれてきた今、購入するにはまさに「期熟したり」といったところでしょう。 おススメ度合では上のゴルフ6トレンドラインに勝るとも劣らないものを感じるのですが、趣味性が高いので一応3つ星としました。
ゴルフ5以降のGTI ★★★★☆(4つ星)
自分で買うならこれかしら・・・そう思うゴルフがこれかもしれません。これは新車も含めゴルフRと普通のゴルフの間に位置するスポーティーモデルですが、価格的に何とも言えない買い得感を感じます。 素直さは素のゴルフに通じるところもあり、きびきび差があるものの「ゴルフR」に時折感じる「やりすぎ」な感じがグッと抑えられているのです。
新車でも400万円のレベルで収まる価格、中古車ではさらに値ごろ感があるかもしれません。 昔からゴルフのスポーティグレードで存在したGTIの流れに則って、グリルの赤アクセントライン、ファブリックのシートでは、チェック系の柄が適度な若々しさを感じるのではないでしょうか。
あまり流通量もないのと「ゴルフ=実用車」「多くの人にお勧めできるか?」という観点において一つ星を落として4つ星とします。
ゴルフ5の前期(トルクコンバーター式ATとNAエンジン仕様のモデル) ★★★☆☆ (3ツ星)
現行型ではハイブリッドカーでもないのにプリウスに負けないレベルの燃費を謳っています。高効率なエンジンとトランスミッションが新時代の常識となりつつありますが、この流れは5代目ゴルフの後期からのものでした。TSIエンジンという小排気量ながら大排気量並みの出力を発生させるターボエンジンと、従来のATよりも的確にスムースに変速をし、従来のMT以上に燃費への貢献も大きい、クラッチペダルを持たない2ペダルのギヤボックス(当然日本ではAT専用免許でも運転可能)なものが主流になっています。
明らかに「前時代的」なメカニズムなためこの5代目前期以前の「2000㏄直列四気筒NAエンジンと従来型ATのモデル」は、かなり買い得感が高いような気がいたします。ゴルフの割とコンディションの良い中古車も選べるということであれば、クルマ選びの上では大いにお勧めしたいところ。中古車選びの醍醐味が発揮できるのはこのあたりから前の車ではないでしょうか。 流通量が多いという点で、かなり「車選びで楽しめる」車種だと思います。いいクルマに乗って、たくさんお出かけしましょう!ゴルフならきっと楽しいカーライフ送れると思いますよ。