愛車ラッシュの買取価格に満足していますか?
ラッシュ (Rush) は2006年1月にトヨタ自動車から発売されたコンパクトセグメントのSUVです。トヨタとダイハツの共同企画により誕生し、開発から生産までをダイハツが担当。トヨタはOEM供給を受ける形でラッシュの名前を付け販売。また、バッジのみが違う双子モデルとしてダイハツからも「ビーゴ」という名前で販売されていました。1997年に登場した「ダイハツ・テオリス」のOEM車である「トヨタ・キャミ」の後継車といえます。コンパクトサイズながら、オフロード走破性能と高いアイポイントを備えた正統派クロスカントリーなクルマとして人気を博しました。日本国内向け販売は2016年3月に終了しています。先代のキャミが販売されていた当時は「トヨタ・RAV4」や「スズキ・エスクード」などもコンパクトSUVとして人気を集めていましたが、世代を重ねるごとに大型化する傾向があり、コンパクトクラスのサイズ感ではなくなっていきました。そこで、ダイハツが培ってきた質の高い4WD軽自動車開発ノウハウを活かしてトヨタとの2社共同で企画されたのがこのラッシュです。単なるバッジ付け替えだけのOEMではなく両社が考えを出し合って開発されたラッシュには、名車と呼ばれるオフローダーを作り続けてきたトヨタ的な要素も多く詰まっています。降雪の多い地域や山間部、また、細い未舗装路を頻繁に通るユーザーにとって強い味方であるラッシュ。発売後1ヶ月の販売台数は月販目標の1,500台を約4倍上回る約6,000台に上りました。
ラッシュの買取相場について
ラッシュは2016年に販売を終了した今も、信頼性の高いメカニズムを搭載しながら他にはないコンパクトサイズのSUVである点が評価され比較的高い買取相場をキープしています。「見晴らしのいいコンパクト」をキャッチコピーに登場したラッシュは、その広々とした視界のみならず、ラダーフレームを組み込み優れた剛性を実現したボディにエンジンを縦置きし、フルタイム式4WDまたはFRで力強く駆動する悪路走破性を持っており、本格的なオフローダーと言っても過言ではありません。そしてその性能が軽自動車より一回り大きい程度のコンパクトなサイズに収まっていることが最大の特徴です。同クラスの比較対象と言えるクルマは双子車であるビーゴ、先代であるキャミおよびテオリスくらいしか存在しておらず、実質的には唯一無二のクルマだと言えるでしょう。
ラッシュの買取や売却のポイント
ラッシュは、国内販売終了から2年以上経ちますが直接的な後継車種は無く、中古車市場ではなかなか価格の落ちない車種となっています。したがって、査定の際には状態の良い中古ラッシュを探しているユーザーとのマッチングが上手くいけばより良い結果に繋がることが考えられます。ディーラー下取りでは買い叩かれる傾向があるため避けるのが賢明でしょう。買い手の動向に詳しく、且つ個体の状態や市場評価を適切に査定できるSUV専門店のSUVラボとの取引が大変おすすめです。