愛車キックスの買取価格に満足していますか?
キックス (KIX) は、三菱自動車工業からパジェロミニのOEM供給を受けて、日産自動車が2008年から2012年まで販売していたSUV型の軽自動車です。日産のラインナップには無かった軽SUVとしてデビューしましたが、パジェロミニの生産終了とともにキックスの取扱いも終了しました。また、同名で英字スペル違いのキックス(KICKS)は、日産自動車が自社で製造・販売をおこなうコンパクトSUVです。こちらは2016年からブラジル市場をメインに販売を開始し、現在は中国、カナダ、アメリカでも販売されています。日本国内での販売については未定です。英語表記の違いからこの2つのキックスは全く違うクルマであることが伺えますが、どちらもコンパクトSUVセグメントの日産車です。
キックスの買取相場について
前述の通り日産キックスには2車種が存在しますが、ここからは軽SUVのキックス(KIX)についてのみ述べていきます。本格オフロード4WDとして人気の三菱パジェロミニのOEM供給を受け、内外装に日産テイストを取り入れたクルマとして2008年10月に発売。販売期間が4年間と短いことやOEM車であったことなどから、新車販売実績もそれほど多くはなく、現在中古車市場に出回っている個体数も決して多くはありません。数が少ないということはこのクルマの平均的な査定額を調べることもあまり簡単ではなく、そのため一般的に多く取り扱われている中古車よりも、買取店により査定のばらつきが見られます。したがって、日産キックスはその個体のグレードや年式、状態などの要素だけでなく、買取店の判断の差も影響し、買取相場に幅がある車種と言えます。
・買取相場 10~70万円(2018年8月現在)
キックスの買取や売却のポイント
キックスに搭載されているエンジンはインタークーラー付きターボチャージャー装着の4A30型で、パートタイム方式のイージーセレクト4WDシステムが組み合わされています。それにより、オンロードを走行する時は後輪駆動、滑りやすい路面の時は4WDのHモード、岩場や泥道といったトルクが必要な時は4WDのLモードなど、駆動方式を簡単に切り替えることができ、さまざまな場面で快適なフットワークを可能とします。モノコックボディや前輪に独立懸架サスペンションを採用するなど、オンロード車としての特性に加えて、一般的な軽自動車のSUVよりオフロードにおける高い走破性を持っています。例えば悪路走破性を示す指標のひとつ、フロントのアプローチアングルとリアのデパーチャーアングル。それぞれ38度と46度に設計されており、最低地上高は195mmを確保、急角度の斜面や深い轍でも走行可能な実力があります。ベースとなるパジェロミニとの大きな違いはエクステリアデザインにあります。フロントマスクのラジエーターグリルが格子模様でエクストレイルを思わせるデザインになっており、ガンメタリック塗装によりタフなイメージが演出されています。また、キックス専用色のボディカラーも設定されていました。グレード構成はベーシックなRSと上級グレードのRXの2種類で、それぞれに5速MT車と4速AT車がラインナップされています。RXは専用のスポーツアルミホイール、電動格納式リモコンカラードドアミラーに加え、各種ガラスがUVカットおよび断熱仕様であることや運転席シートヒーターとヒーター付きドアミラーが標準装備であることなど、寒暖の差にも強い実用的なグレードとなっています。上級グレードであるRXに5速MTを組み合わせたモデルは、実用的且つ価格も安く抑えられ、さらに悪路走行でのトルク性能は5速マニュアルの方が良く、加速性も良いことから、ユーザビリティに即した商用車としても選ばれていました。
それでは、改めて買取のポイントを下記にまとめてみます。
・ボディカラー:ブラック・ホワイト系は安定して人気あり
・グレード:実用性の高いRXは高評価
・推奨装備:カーナビ(できれば純正)
・その他:禁煙車、低走行、事故歴/修復歴/パネル交換/板金塗装なしであれば尚良し
市場に出回っている個体数の少なさから、査定額にばらつきがあるキックス。ディーラー下取りで価格のつかなかった個体でも、諦めるのはまだ早いと思われます。ご売却を検討される際には、幅広い知識をもってきめ細かな査定を心がけている弊社にぜひご相談ください。