コラム

今人気のミニバン「トヨタ ヴェルファイア」の多様なグレードからどれを選択すれば良いのか

それでは今週もさっそく「おすすめミニバンのおすすめグレード」に関する研究を進めてまいりましょう。今週のお題は、2018年1月~12月の通算販売台数ランキングでミニバン8位に入った人気モデル「トヨタ ヴェルファイア」です。

最上級グレードはさすがに手が出ない?


最上級グレードである「エグゼクティブラウンジ」系を選べばもちろん大いに満足できるヴェルファイアではありますが、なにせエグゼクティブラウンジ系の車両価格は軽く700万円以上。多くの人にとって現実的な選択肢とは言い難いでしょう。


そこで今回は「なるべく現実的な価格帯」にある程度限定したうえで、ヴェルファイアのおすすめグレードを考えてみたいと思います。

現実的なのはこの13グレードか

「現実的な価格帯」というのも漠然とした話なわけですが、とりあえず筆者が想定するそれは以下の各種グレードになります。

【エアロボディ】
Z|371万4120円~
Z“Aエディション”|392万6880円~
Z“Gエディション”|438万3720円~
ZG|496万9080円~
HYBRID Z|463万2120円
HYBRID ZR|513万9000円~
HYBRID ZR“Gエディション”|569万5920円

【標準ボディ】
X|337万6080円~
V|420万6600円~
VL|465万2000円~
HYBRID X|438万4800円~
HYBRID V|499万7160円
HYBRID V“Lエディション”|555万1200円

本当のおすすめはハイブリッドなのか? それともガソリンか?


エアロボディを選ぶべきか、それとも標準ボディで行くべきかというのは「好みの問題」でしかありません。各自の嗜好に応じてお好きなほうを選べば良いと思います。
それよりも問題なのは「動力源にハイブリッドを選ぶか、それともガソリンエンジンにするか?」という点です。
ハイブリッド車のカタログ燃費が18.4~19.4km/Lであるのに対し、ガソリンエンジン車のカタログ燃費は10.6~12.8km/L。カタログ上は約7~8km/Lの差があるわけですが、実燃費で言うとおおむね5km/Lぐらいの差にとどまる場合が多いようです。
参考:ミニバン/ワゴン車/ワンボックスの買取専門ページです
約5km/Lの差はデカいっちゃデカいですが、ハイブリッド車とガソリンエンジン車の価格差である「約100万円近い差額」を燃料費で埋め合わせするほどにはデカくない、ということは言えるはずです。
したがって、当ラボとしてのおすすめは「コスパ良好なガソリンエンジン車」ということにいたします。

乗車定員は「7人」がいいでしょう



お次は「7人乗りか、それとも8人乗りか?」という選択が必要となるわけですが、これはもう7人乗りで決まりでしょう。
他のミニバンならさておき、ヴェルファイアで「2列目シートがベンチシート」というのはちょっとナンセンスです。ここはやはり「エグゼクティブパワーシート」または「リラックスキャプテンシート」が絶対に欲しい。となると、乗車定員は必然的に「7人」ということになります。

高コスパなおすすめグレードはこの2つ!


さて。条件がここまで絞られてくると、「狙うべきグレード」というのはおおむね見えてくるものです。では発表いたしましょう。
【車両価格300万円台で手を打ちたいなら】
●Z“Aエディション”(2WD/7人乗り)|392万6880円
車両価格300万円台とお値打ちでありながら「助手席スーパーロングスライドシート」が付いて、なおかつ2列目シートはアクストラロングラゲージモード機能付きのリラックスキャプテンシート。かなりお買い得なグレードと言えます。
【車両価格400万円台まで出す気があるなら】
●Z“Gエディション” (2WD/7人乗り)|438万3720円
このグレードの2列目シートは、リラックスキャプテンシートよりもさらに上質な「エグゼクティブパワーシート」。車両400万円台にはなってしまいますが、それでもなかなかコスパが高いグレードであることは間違いありません。
500万円台のハイブリッドモデルももちろん素敵なミニバンではあるのですが、300万円台から400万円台というヴェルファイアとしてはお値打ちな車両価格のグレードから選択するのであれば、この2グレードが有力候補となるはずです。それを踏まえ、オプション装備や値引き額などを鑑みつつ、じっくり検討してみてください。
それではまた来週!
[ライター/伊達軍曹]

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ユーズトカーラボ 編集部
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