コラム

SUVというカテゴリーのルーツとは?人気車ジープ・コンパスのリセール価格に迫る

SUVというカテゴリーのルーツをたどった時、その本流のひとつは「ピックアップトラックの荷台にキャノピーを載せてステーションワゴンのような使い方ができるようにしたもの」だといわれます。もうひとつの流れは、第二次世界大戦中にアメリカ軍が使用したジープに始まる四輪駆動車、いわゆるクロスカントリービークルから発展した系譜でしょう。
スポーツユーティリティービークル、アウトドアを楽しむのに適した自動車ということで、大きな積載量と悪路の走破性が求められ、それらをよく満たすのがこの二つの系統だったのですね。
ジープはもともとその語源が(諸説ありますが)「ゼネラルパーパス」(GP)である、とも言われますので、まさにユーティリティという意味でもSUVの源流と言って過言ではないでしょう。

ジープ・コンパスとは?

ジープ コンパス
出典:ウィキメディア
そんなジープというブランドを踏まえ、比較的ライトにアウトドアを楽しむ層に向けて、クライスラーが2006年にリリースしたのがジープ・コンパスです。
実際、アウトドアといっても、例えば普通の人が普通にキャンプするシチュエーションでは、実は普通の乗用車の走破性で問題ないですよね。たいていのキャンプ場にはごく普通のカローラやハイエースでも入っていけますし、四輪駆動や高い最低地上高が必要なことってほぼ無いでしょうから。
でも、やっぱり、たとえ荷物がたくさん積めて非常なタフネスを誇っていても、週末のキャンプに行く道具としてプロボックスはちょっと違うよね、っていう気持ちはあるじゃないですか。その、レジャーなのに何かどうも仕事の匂いがするというか、平日の空気をそのまま一緒に連れてきてしまうというか。
やはりSUVにはそういう「必要な条件を満たす」ということだけではなく、そこに「楽しさ」や「楽しそうなイメージ」が必要なんでしょうね。探検家や冒険家の気分みたいなのを演出してくれるような。
その意味では「ジープ」の名前を戴いたジープ・コンパスはいい選択なのではないでしょうか。

モデルチェンジは?

ジープ・コンパスには現在、2006年から2017年までの初代(MK型)と、モデルチェンジ後の2代目(MP型)があります。日本国内に導入されたのは2012年からでした。またMK型には前期と後期があり、前期はヘッドライトが丸目でしたが、その頃のものは国内に入っていなかったようです。
MK型で国内で販売されたものは当初2リッターのFFモデルだけでしたが、2013年に姉妹車だったパトリオットが国内の「歩行者頭部保護要件」の基準を満たさなくなって廃止されたことをうけて、2.4リッターの4WDモデルも導入されました。
MP型は2017年12月から国内販売されました。エンジンは2.4リッターのみで、FFは6AT、4WDは9ATのミッションが搭載されています。

ジープ・コンパスの中古価格はいま?

現在、国内で販売されているジープ・コンパスの新車価格は、最もリーズナブルなグレード「Sport」で329万円、最も高い「S Model」で437万円です。
SportはFFで6AT、S Modelは4WDで9AT、ともに2.4リッターのガソリンエンジンを搭載しています。
また、中古車価格はMK型で100万円〜350万円、MP型で160万円〜390万円といったところのようです。比較的高額なものがありますが、これはジープ・コンパスが発売されたのが2012年でまだ10年も経っておらず、特にMP型は発売されたのが2017年なのでまだほとんど新車に近く、タマ数も少ないからでしょう。
年式の古いFFモデルでしたら100万円くらいから、4WDモデルでも120万円くらいからあるようです。

リセール価格は?

ジープ コンパス
出典:ウィキメディア
中古車の買い取り査定額というのは、年式なども含めてそれぞれの状態の個体差がとても大きく、なかなか一概には言いにくいものです。
特にジープ・コンパスという車種は、とにかく「大きなクルマ」のイメージが持たれがちなアメリカ車のなかで「ややコンパクトなアメリカ車」というニーズの読みにくい存在でもあります。なので、中古車を扱う業者も在庫を抱えるのにやや慎重になることがあるようです。
しかしジープ・コンパスが欲しい、という顧客にとっては他に比較検討する車種も少なく、名指しで指名されることもよくある車種でもあります。そして、そういう顧客からの依頼を受けた業者が競合すると、オークションなどでは予想外の高値が付くこともあるようです。
そういった事情もあってか買い取り価格も上下幅が大きく、おおよそ50万円から300万円くらいのようです。
また、FFや4WDなど、グレードごとに新車時には大きく値段の差がついていたところも、中古車の買い取り査定の際にはかなりその差が圧縮されます。
年式に関しても、国内に導入されてまだ8年しか経っていませんので、まだまだ値段が付く状態である、ということは言えるかも知れません。
以下は2018年時点でのデータですが、全てのグレードを平均して、当年式(2018年式)のリセール価格を100%とすると、およそ以下のようになります。
2018年買い取りの例
MP型 2017年式 68%
MK型 2016年式 61%
MK型 2014年式 48%
リセール価格のランク付け、つまりどれだけ値落ちしない車種なのかは、たいてい3年、5年の時点の買い取り価格がどれだけ落ちたのかで判断しますが、ジープ・コンパスの場合3年でおよそ60%くらい、5年で50%弱、といったところのようです。
これは平均よりも上で、よく価値を保っている車種だといえます。ただし先にも書いたとおり変動の大きな車種でもありますので、買い取り価格にも大きな幅があると思われます。売却の際には焦らずゆっくり、できるだけ多くの業者で査定をしてもらうなど慎重に進めた方がよいでしょう。
以上、ジープ・コンパスに関する価格、リセール価格などをまとめてお届けいたしました。購入をご検討していらっしゃる方のお役に立てれば幸いです。
[ライター/小嶋享]

車の売却・査定は買取専門店にお任せください

創業20年以上の買取専門店だから、お車のセールスポイントを熟知!細かな装備やカスタム内容もしっかり高額査定が可能です。お車の買取相場をリアルタイムで把握しているので適正価格で買取させていただきます。

愛車の相場と査定の
お申し込みはこちら!

車を安く買うには?リセールバリューが高いと結果的にどのようなメリットがあるのか?前のページ

日産のおすすめSUVは?現行モデルの「エクストレイル」「ジューク」の魅力とおすすめグレードについて紹介!次のページ日産 エクストレイル

この記事を書いた人
ユーズトカーラボ 編集部
ユーズトカーラボ 編集部

ユーズドカーラボマガジンは国内最大級の中古車専門メディアです。自動車ライターによる中古車に関するコラムや、相場などの詳細情報まで網羅しています。

関連記事

  1. コラム

    冬はスタッドレスをBMW X3にも!なぜインチダウン?

    BMW X3とともに冬の季節を乗り切るときやウインターレジャーを楽しむ…

  2. コラム

    3代目BMW X5(F15)にカスタムできるパーツを解説!

    BMW X5 F15はBMW X5の歴史において3代目X5にあたり20…

  3. コラム

    BMW Z3のリアスクリーンは割れてしまう!?その対処法とは?

    BMW Z3のスクリーン(リアスクリーン)はガラス製ではありません。直…

  4. コラム

    BMW X5の純正ホイールは性能・デザイン共に並々ならぬこだわりが!

    BMW X5純正ホイールはBMWが追い求めている走行性能を叶えるべく開…

  5. コラム

    スバル ジャスティの売り時は?買取相場や中古車価格についてもご紹介!

    スバルのジャスティは、コンパクトハッチとして1984年-1994年に初…

  6. コラム

    【解説】BMW 5シリーズ E60のサイドマーカー交換をするとどんな効果が得られる?

    BMW E60はサイドマーカーを交換することができます。アフターマーケ…

  1. コラム

    エンジン・色・装備で選ぶはじめてのBMWの中古車の選び方
  2. コラム

    SUBARUを倒産の危機から救った偉大なる功績。レガシィセダン 起死回生の期待を…
  3. コラム

    超売れ筋人気のミニバン「日産セレナ」のおすすめグレードはこれだ!
  4. コラム

    日本での使い勝手を考えて設計されたステーションワゴン「スバル レヴォーグ」。人気…
  5. コラム

    BMW中古車の名店 アドバンスインターナショナルを見学
PAGE TOP